新文明創造プロジェクト

⑪市場の過去と現在

<過去の市場>

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過去の市場では、

「金」「預かり証(紙幣)」がおカネ(交換の媒介物)として機能していました。

 

紙幣は、金細工師による貸出が行われることで無から創造され、

その返済によって消滅します。

 

金細工師は、返済時に「利子」を取るビジネスを行っていました。

 

しかし、「利子」に相当するおカネはつくられていません

 

そのため、債務者の「利子」の支払い額が「単利」「複利」によって膨らむことで、

借金返済に必要な額が、市場に流通する額を超えてしまいました。

 

つまり、“市場の誰かが必ず借金を返せない”という仕組みになってしまったのです。

そのため、市場の人達は、借金を返すために新たに借金するようになりました。

 

 

 

借金の返済額は、借金をした人の営利活動によって集められます。

提供する物やサービスの値段に転嫁されるということです。

それを消費者が購入するので、実質的に市場の人も借金の債務者となるのです。

 

 

金細工師が貸し出しを行える限界額は、

金庫に預けられている「金」の量の約9倍でした。

 

 

「金」の預金者から、

「金」の大量引き出しを申し出された(取り付け騒ぎがあった)際には、

金細工師同士で、各金庫の「金」をお互いに融通し合うことで、

持ち主に“自分の「金」はきちんと保管されている”と思わせ、

「預かり証」及び業務の「信用」を保っていました。

 

 

 

金細工師達は、

はじめは「企業」「個人」だけにお金を貸して利益を得ていましたが、

後に戦費を必要とする国王・国家にも貸し出した方が儲かる事に気付き、

「国」と取引するようにもなりました。

 

それは「国家が資金を必要とする時、必ず供給するという条件と引き換えに、

銀行がお金を発行し管理するという権利を持つ」というモノでした。

 

さらに、銀行は、 政府の財務管理まで任され、

「発券銀行」「政府の銀行」という機能を持つようになりました。

 

こうして「銀行」となった金細工師は統一され、「中央銀行」が誕生しました。

 

以降、「中央銀行」以外が「銀行券」を発行することが禁止されることになったのです。

 

 

 

<現在の市場>

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現在の市場では、

「金」「預かり証(紙幣)」に代わり、

「現金通貨(紙幣+補助貨幣)」「数字(通帳・電子)貨幣」

おカネとして扱われています。

 

現在おカネは、「中央銀行」又は「民間銀行」による貸し出しの際に

「現金通貨」の量に基づいて無から創造され、

その返済によって消滅します。

 

「中央銀行」

「民間銀行」「国家」に対して「数字貨幣」の貸出を行います。

「民間銀行」

「企業」「個人」「国家」に対して「数字貨幣」の貸出を行います。

 

現代においても、

銀行業は、借金返済時に「利子」を取るビジネスを行っています。

しかし、「利子」に相当する「数字貨幣」はつくられていません。

 

そのため、未だに

“市場の誰かが必ず借金を返せない”という仕組みに在るのです。

市場の人達は、借金を返すために新たに借金しています。

 

借金の返済額は、

借金をした企業や個人の営利活動によって集められます。

提供する物やサービスの値段に転嫁されるということです。

つまり、それを購入した人も実質的に借金を返済負担する債務者となっているのです。

 

 

また、「国家」「銀行」から借金を行っています。

名目上では“私達の預金からとなっていますが、

実際は「国家」無から創造された「数字貨幣」を借りているだけなのです。

 

そして、その借金は税金によって集められ返済されます。

つまり、納税者全てが借金を返済負担する債務者となっているのです。

 

当然「利子」に相当する分のおカネはつくられていないので、

返済に必要となる額が、市場の貨幣量を超えている状況で在り、

借金を返済するために新たに借金をしなければならない仕組みとなっています。

借金の返済は、納税者が債務者となり支払っているのです。

 

 

 

「銀行」が貸し出しを行える限度額は、

名目上では、預金準備率に基づいて決定するものとしており、

預金準備率が1%の場合、

現金通貨(マネタリーベース)に対して99倍までとなりますが、

実際は、

「中央銀行」に預けられている現金通貨量に基づいて限度額を決定しています。

「中央銀行」が各「民間銀行」に対して指導・指示をした額が貸出枠の限度額となるのです。

 

預金者(「個人」または「企業」)が「民間銀行」に対して、

「銀行券」の大量引き出しを申し出てきた際には、

「中央銀行」がその「民間銀行」現金通貨銀行券)の緊急注入を行います。

 

「中央銀行」が、取り付け騒ぎの際の調整役として機能しているのです。

預金者に“自分のおカネはきちんと保管されている”と思わせることで、

「貨幣」及び業務の「信用」を保っているのです。

 

実際に、金融機関の経営または信用が失墜することによって、

取り付け騒ぎが行われる場合には、

金融資産の引き出しを一時的に制限する「預金封鎖」も行われることがあります。

 

 

「国家」とは、国民から税金を徴収し、

そのおカネを伸ばしたい事業に投資するなど、

市場のおカネの出し入れを行い、均衡を図っている機関でもありますが、

「銀行」にとっては、「企業」同様、取引相手に他なりません。

 

 

現在でも、「中央銀行」のみが唯一の銀行券の発行機関となっています。

「国家」には紙幣を刷る権利はありません。補助貨幣がつくれるのみです。

 

さらに「中央銀行」「国家」から独立した民間企業で在り、

「国家」がその経営に口出しすることはできません。

 

通常の株式会社とも異なり、

出資者もその経営に関与することができないモノとなっています。

 

「中央銀行」は、国民を守るためではなく、

他の企業同様、専ら利益の為に存在しているのです。

 

 

 

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