新文明創造プロジェクト

⑦「信用創造」の限界量(前編)

 

人々が「預かり証(紙幣)」で決済するようになってからも、

「金」は「金庫」から度々引き出されていました。

 

しかし、一時的に引き出された「金」も、

いずれは市場での売買を通じて一定期間の内にまた「金庫」に預けられることになりました。

 

つまり、「金庫」の中には常に一定量の「金」が存在しているという事なのです。

 

 

money07-01

 そもそも『信用創造』とは、

“「預かり証」を持ってくればいつでも「金」を引き出すことができる”

という「信用」の上に成り立っているモノです。

 

言い換えれば、

“引き出される分だけの「金」が「金庫」にあれば良い”ということです。

 

「金」の持ち主が「預かり証」を持ってきた際に、

「金」の引き出しがきちんと行われなければ、

金細工師たちはその「信用」を失います。

すると借金ビジネスも行えなくなり、詐欺罪や横領の罪に問われます。

 

 

実際、「金庫」から引き出される「金」の割合は、

市場に出回る「預かり証(紙幣)」の総量のわずか10%でした。

 

  money07-02

 

つまり、

“市場に出回る「預かり証(紙幣)」10%に相当する「金」が金庫に準備されていれば良い”

ということになります。

 

金細工師たちは、これを利用し、

実際の「金」の総量の9倍(90%)もの「負債」としての「預かり証(紙幣)」を発行し、

貸し出すようになったのです。

 

  money07-03

 

これが『信用創造』の限界量となります。

 

 

また、

このようにいつ引き出しを要求されても対応できるように準備している「金」を『準備預金』と呼び、

市場に出回る「預かり証(紙幣)」に対して準備されている「金」の比率の事を『預金準備率』と呼びます。

 

※「金庫」に預けられている「金」10に対して、市場に「預かり証(紙幣)」が100存在する場合、『預金準備率』10%となります。

 

  money07-04

 

『預金準備率』10%の場合、

その9倍もの「負債」としての「預かり証(紙幣)」を発行し、

人々に貸し出しを行っていました。

 

金細工師たちは、

『預金準備』としての「金」が新たに預けられる度に、

その「金」の何倍ものおカネ(紙幣)を無からつくりだし、人々に貸し出していたのです。

 

 

 

シェアありがとうございます♪

y[W̐擪ց