新文明創造プロジェクト

⑥「資産」から「負債」へ

 

また、貸し出しの際に発行される「負債」としての「預かり証(紙幣)」は、

貸し出される額のみに留まり、

「利子」の分の「預かり証(紙幣)」は発行されませんでした。

 

つまり、「利子」の存在自体が架空のモノであり、

返済時における「利子」の支払いは、

必然的に、市場の「資産」としての「預かり証(紙幣)」から行われるのです。

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また、「利子」には『単利』『複利』があり、

これらはどちらも借金の返済期間(年数)が長くなるごとに、

「利子」としての支払い額が雪だるま式に増えていくものです。

 

 

最初の「負債」としての「預かり証(紙幣)」の発行比率は

「金」の保有量に対して3倍程度でしたが、

実際に「金」が金細工師の「金庫」から引き出される割合が低かったために、

その比率は次第に高くなっていきました。

 

 

ここで、市場の「預かり証」の3倍の借り入れをした時を考えてみましょう。

 

市場に出回っている「紙幣」を1000、借り入れを3000(元本)、

利子(年利)を10%、返済期間を5とします。

 

『単利』の場合、「利子」を含めた返済金額は、

 

3000+3000×(0.1×5)=4500

 

となり、市場に出回る「預かり証」の総額

「資産」としての「預かり証」+「負債」としての「預かり証」1000+3000=4000

を超えます。

したがって、返済に必要な「預かり証」が500足りないという事が起きるのです。

 

 

また、『複利』の場合における「利子」を含めた返済金額は、

 

3000×(1.1)4831.53

 

となり、これも市場に出回る「預かり証」の総額4000を超えます。

返済に必要な「預かり証」が831.53だけ足りなくなるのです。

 

 

このようにして、

「利子」として支払われる「預かり証(紙幣)」の増額により、

返済に必要な額(元本+利子)が、

市場に出回る「預かり証(紙幣)」の額を超えてしまうのです。

 

つまり、このシステムは、

必ず借金を返せない人が出てくる仕組みになっているということなのです。

 

 

借金が返せない人は、担保(実質資産)を没収されることを恐れ、

借金を返済するために、また新たな借金をすることになります。

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こうして人々の借金は膨れ上がり、

市場の「資産」としての「預かり証(紙幣)」はすべて、

「負債」としての「預かり証(紙幣)」へと変わり、

常に、

返済額(元本+利子)市場のお金(借金)

という状況に置かれてしまったのです。

 

 

こうして人々は払えもしない「利子」のために、

企業成長を強いられるようになり、

余計に働き、必ず誰かが借金返済に苦しむようになりました。

 

苦しみを受けないためにと、お互いにしわ寄せをしながら、

お金を奪い合わなければならなくなっていったのです。

 

これは現在も尚、続いている事なのです。

 

現在の誰かの「資産」は、同時に誰かの「負債」でもあるのです。

 

 

 

 

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