新文明創造プロジェクト

⑤三位一体

 

『④人と環境』の項目では、以下の事を説きました。

 

『人々の意識や手段によって、社会環境が作られ、

社会環境の在り方によって、人間の意識や手段も変わってくるという事』

 

ここでは、その社会環境が生み出される中心部でもある、

人々の中ではたらいている「三位一体」について、以下の順で紹介します。

 

ⅰ 三位一体とは

ⅱ 三つの要素

ⅲ 個人における「心--体」

ⅳ 社会における「心--体」

ⅴ 社会環境のつくられ方

 

 

 

 

ⅰ 「三位一体」とは

 

三位一体(さんみいったい)とは、

三つの別々のモノが、緊密に結びついている事であり、

また、どの一つも、その他の二つと影響を及ぼし合う関係にあるモノです。

三つのモノがこのように互いに相関関係にあることです。

 

 

 

ⅱ 三つの要素

社会を構成している、三位一体の三つの要素とは、

「心」「技」「体」のことです。

 

私達一人ひとりの中で、

この「心」-「技」-「体」が三位一体となって

意識・無意識にかかわらずはたらいています。

 

イメージと説明を併せてご覧下さい。


 5-01

豊かであれば、に磨きが掛かる。

が磨かれれば、も鍛錬される。

が鍛錬されれば、は豊かに安定する。

また、逆回りの影響として

が磨かれれば、は豊かに育つ。

豊かに育めば、も鍛錬される。

を鍛錬すれば、は身に染まる。

このように、

心、技、体、どの一つも、

それはその他の二つに良くも悪くも影響を与え、また共鳴し合う。

 

この関係が『三位一体』ということなのです。

 

 

※これは、武道の嗜み(たしなみ):平常の心がけとしても広く伝えられています。

 

 

 

 

ⅲ 個人における「心--体」

 

個人における「心」「技」「体」を詳しく観てみましょう。

 

「心」とは、ここでは『意識』・『意志』・『精神』などを指します。

 

『意識』とは、物事に対して認識識別を行う心のはたらきです。

これは『感情』・『感性』・『知性』・『理性』などの心のはたらきに基づいて行われます。

 

『意志』とは、物事に対して「心からそれを行いたい」と強く想うのことです。

これは主に意識を土台として抱くようになります。

 

『精神』とは、物事に対する姿勢(心構え)、又は度胸気(エネルギー)のことです。

この姿勢(心構え)も主に意識に基づいて変化します。

また、度胸気(エネルギー)意志に基づいて変化します。

 

つまり、何をどう意識するのかが、三位一体における「心」の肝となっているのです。

 

「技」とは、手段・技術などを指します。

主に、何らかの事柄に対して、どのようにして行うか?ということです。

 

「体」とは、身体の使い方、道具の使い方、資源の使い方、及びそれらの管理の仕方などを指します。

 

これが個人における三位一体のイメージです。

5-02

この法則が、一人ひとりの中に存在し、

それがはたらく事で、外部に影響を与えて、自分の外側:環境をつくりだしています。

 

ここで一つ注意することがあります。

それは、「体」にある「身体」が、私やあなたそのモノではないということです。

 

「身体」(=肉体)とは、

真の自分で在る「魂」が人生を楽しむための乗り物(=道具)に過ぎません。

 

さらに言うと、それは使用主の所有物ではないということでもあります。

その道具(=肉体)はすべてと境界無く繋がっており、

食事や排泄、呼吸や生死を通して自然界を循環しているだけなのです。

 

 

ここから、身体(乗り物)を形成する資源や他の道具と、

循環を形成している存在・自然をも大切にすることで、

真に身体を丈夫にすることが可能となるということが言えます。

 

 

 

ⅳ 社会における「心--体」

 

この「心--体」の三位一体の法則は、

個人の中だけで起きているものなのではなく、

個人の集合である家族や社会規模においても当然作用してきます。

 

社会における「心--体」はこのようなイメージとなります。

5-03

社会における「心」とは、存在意識のことです。

存在意識(心)とは、自分自身と自分以外の存在に対する認識や識別のことです。

 

社会における「技」とは、生きる手段のことです

生きる手段(技)とは、社会の中で、他の人々との間で生きるために選択している手段のことです。

 

社会における「体」とは、モノの扱い方のことです。

モノの扱い方(体)とは、社会における、道具や資源などの扱い方のことです。

 

そして、これらは互いに連動し、影響を及ぼし合います。

 

 

 

ⅴ 社会環境のつくられ方

 

社会がどのようになるかは、社会における「心--体」である、

存在意識(心)生きる手段(技)モノの扱い方(体)によって変わります。

 

つまり、社会環境の中心部が「心--体」の三位一体である、ということなのです。

 

人と社会環境の「相互作用の関係」について、さらに噛み砕いて説くと、

「心--体」の在り方による影響が社会環境を構築し、

その社会環境によって社会および一人ひとりの「心--体」の在り方に影響をもたらしている。

ということが言えるのです。

5-04

また、社会における三位一体は、

個人の場合の三位一体と比べて、

作用しあう速度が速く、共鳴効果・連動率が大きくなります。

一人ひとりの「心--体」が影響し合うことにより、相乗効果がもたらされるからです。

 

人々の「心--体」に応じて

社会は良くも悪くも急激に変化するという事なのです。

 

~補足~

 

また、「心--体」の在り方が、そのまま愛の水準(レベル)を示します。

それは、個人における「心--体」と、社会における「心--体」の両方に言えることです。

 

そして、社会の「心--体」の在り方に

大きな革新をもたらすきっかけとなるのが「気付き」です。

「気付き」は、経験や学びから得られることもあれば、インスピレーションとして突如降りてくることもあります。

しかし、真の「気付き」を得るには、自分の「心」に素直かつ正直になることが不可欠となるでしょう。

 

 

 

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