・類似研究などに伴う資源消費の重複(=無駄な消費)
・手間や労力の重複(=無駄な労働)
<詳細>
生きるための対価を求め合う現代社会では、
情報や技術を無償で公開する事が、減収に繋がることがあります。
それは自らの首を絞めることと同じです。
むしろ、情報・技術の独占は、利益の独占と大収益に繋がります。
そのため、多くの人達が研究内容や開発関係の情報・技術を、
他者に対して非公開・企業秘密としています。
類似する目的や同じ分野であっても特に契約が無い限り、
各機関で別々に研究・開発を行っているのが現状です。
たとえ、既に世の中に優れた技術、新たな情報の発見があったとしても、
それが誰かの利権を脅かすようであれば、
その情報は非公開・独占・隠蔽されることになります。
そうなると、他者はその情報に一切触れられず、
二度手間となるような重複研究や技術開発をしなければなりません。
これは、同じ目的のために消費される資源の重複と過剰を意味し、
無駄な消費と言えるでしょう。
そして、情報や技術の共有が行われなければ、
世界全体から観て既に開発された技術、分析済みの情報であったとしても、
一から研究や開発、情報収集などを行わなければなりません。
ここに無駄な労働も発生しているのです。
(※新文明社会ではどうなる? ⇒ ⑤共同開発 )