新文明創造プロジェクト

⑥仕事に対する観方

 

・現代社会の仕事とは?

 

現代社会は、『交換・取引』という手段で生きているため、

モノやサービスを受け取る際には対価(おカネ)を支払わなければなりません。

もっと言えば、対価が無ければ生きていくことは非常に困難です。

 

そのため、人々は生きるため、行動範囲を拡げるため、将来の不安に備えるために対価を集めようとします。

 

対価を集める方法は、一般的には仕事を行う事です。

 

しかし、たとえ人の役に立ててもそれによって利益が得られなければ仕事とは呼ばれませんし、

誰かからの援助なしには、その仕事を継続することも生活をしていくこともできません。

 

つまり、現代社会における仕事とは、専ら「対価(おカネ)を稼ぐこと」なのです。

 

 

 

・仕事との向き合い方

 

人々は互いに対価(おカネ)を求め合って生きているため、

対価が無ければ欲しいモノを得ることも、生きることもできません。

そのため、やりたいかどうかではなく、おカネになるかどうか?何が得られるか?

ということで仕事が選択されることが常とされています。

 

やりたい仕事、好きな仕事、人々の需要を満たしている仕事であっても、

対価が得られなければ、それだけでは生きていくことなど出来ず、

食っていくためにはそれらの仕事の他に、おカネになる仕事をしなければならないため、

仕事とは、おカネを稼ぐために“やらなければならないこと”として

多くの人々の意識にインプットされています。

 

 

 

・仕事の動機

 

現代社会における仕事とは、心のどこかに、

生きるため、対価(おカネ)の為に“やらなければならない”という強いられたニュアンスが含まれています。

 

つまり、「~しなければならない」という自分自身の意志・本心から来るものではない動機なのです。

 

“しなければならない”仕事を行う「動機」は見返り報酬を得ること、

つまり対価(おカネ)を得ることなのです。

 

そして、これを言い換えれば、

見返り報酬を得られなければその仕事はやらないということなのです。

 

 

 

・発揮されるパフォーマンス

 

また、やりたくもないことをしている人の場合、得られる見返りの相応分しか働こうとしません。

発揮されるパフォーマンス(性能)が、損得勘定によって変動するのです。

とはいえ、「得」が多いからといってパフォーマンスが格段に上がるわけではありません。

 

やりたいことを主体的にやっている時のそれとは

やはり比べ物にならないというデータも出ています。

つまり、損得勘定によって発揮されるパフォーマンスは基本的に低いということです。

 

 

 

・自他に対する感情

 

そして、サボりたい、怠けたいと常に思い、

他の誰かがサボったり、怠けたりしていると、その相手に対してずるいと感じたり、

真面目に働いている自分がバカバカしいとさえ感じたりするのです。

 

人は、自分がやりたくないことをしていて、それを他人がしていないと、

その人に対して、妬みや悔しさが混じった怒りを感じます。

しかし実際は無意識に、

やりたいことができていない自分自身に対して腹が立っているのです。

 

また、「こんなところで自分はいったい何をしているのだろうか?」と、

何か大切な事を忘れている様な不安に苛まれ、

無力感脱力感に襲われることもあるようです。

 

 

 

・仕事のイメージ

 

現代社会において人々は、対価を得るために仕事を無理やりつくりだし、

業績を上げるために、必要以上に宣伝、営業を行い、

必死に消費意欲を掻き立てています。

 

常に企業成長が強いられ、同業者との顧客の奪い合い価格競争

利益を上げることノルマの達成借金返済に追われることはもはや常であり、

これらが仕事を実際に重苦しいモノにしている現実があります。

 

これは不況による価格変動増税などよってより顕著なモノとなります。

 

こうした忙殺と、いつ仕事を失うか分からない強迫観念との板挟みで、

人々は心身共に休まるところを知りません。

 

仕事を失えば対価が得られず生きていくことが困難になります。

 

ストレス社会と言われる昨今、仕事の在り方が人に与えている影響は測りしれません。

 

そして、大勢の人達が、

人生のほとんどの時間を本当はやりたくもない対価(おカネ)稼ぎに費やしているのです。

 

自分の時間が欲しければ、おカネを動かすことで人を動かし、

そこから収益を得るしかありませんが、そこには良心の呵責も発生します。

 

そして、折角得た収益から、かなりの額が天引きされていきます。

 

こうした面々から、現代社会における仕事のイメージは、

嫌、やりたくない、我慢するモノ、つまらない、

辛い、追われる、余裕がない、意志が尊重されない、

頑張るだけ無駄、長時間拘束されるモノ、

上司に支配的な権力を振りかざされる、

というような心苦しさが焼き付いているように感じます。

 

現代社会における仕事とは、

心を押し殺さなければ続ける事が出来ないことだとも言えるかもしれません。

 

この社会で夢を叶えたとしても、

叶えた後の生計維持の方がさらに大変だと言われています。

常に人々はおカネに追われることになるのです。

 

また、こうしたイメージは、親の普段の生活から子へと伝わります。

子供たちはいつも親や周りの大人たちを観察しています。

 

周りの大人たちが仕事に忙殺され、おカネのことで喧嘩し、家庭すら顧みる余裕がないと、

子供たちは彼らの心が歪んでいる事を察知し、

働く前から仕事に対して嫌悪感不快感を持つようになるのです。

 

また、大人たちを観て夢や希望を持てなくなる子供たちもたくさん存在し、

これがひきこもり自殺に転じているケースも少なくはありません。

 

 

 

(※新文明社会ではどうなの? ⇒ ⑥仕事に対する観方(新文明社会) )

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