・得られるリターンによって選択する
現代社会では、生きるため、モノやサービスを得るためには対価が必要であり、
自分が好きかどうかにかかわらず、対価を得られる仕事を行わなければ、
生きていくことができません。
また、行動可能な範囲が所有対価量に縛られるため、
生活の為、他の行動の為の対価(おカネ)を残しておく算段をつけておかなければならないこともあります。
そのため、自分の意志よりも、
「得られる対価はいくらか?」「得られるモノは何か?」
「残される対価(おカネ)はいくらか?」ということを重視した生き方を行うようになります。
常に自分の手元に何が得られるか、
今持っているモノがどれだけ残るかという損得勘定によって選択するのです。
損得ばかりにこだわるために、大切なモノを見失ってしまっていることもあります。
そして、自分のやりたい意志を尊重しているわけでもなく、
アイデンティティ(個性)が発揮されているわけでもないので、
物事を行うパフォーマンスは基本低く、損得によって変動することになります。
得られる見返りが少ないのであれば、パフォーマンスは高めようとせず、
得られる見返りが多ければ、それだけ頑張ろうとします。
専ら、自分の意志による選択ではなく、
自分の手モノに残るモノの量、損得によって選択するのです。
得=プラスであれば実行し、
損=マイナスであれば実行しない(実行できない)のです。
(※新文明社会ではどうなの? ⇒ ③『意志』中心の精神 )