・愛する人の世話を他人に頼む一方で、自分は他人の世話をする
『交換・取引』の社会では、何をするにも対価(おカネ)が求められます。
そして、たとえ家族の世話をしても、生きるための対価は得られません。
そのため、自分が愛する人は他人に預け、
自分は対価を得るために、看護師や保育士や介護師となり、
他人の世話をしているという人達がたくさん居ます。
自分が愛している人の世話を他人に頼む一方で、
自分は別の人を世話しているという矛盾した現状があるのです。
・心が満たされなくなる
対価を稼がなければならないということが障害となって、
共に愛し合うモノ同士が引き離され、一緒に過ごす時間が削られているのです。
これにより、子供たちは両親の愛を充分に受け取ることなく育ち、
不安や孤独に苛まれ、
愛を知らないために犯罪や非行に走るケースも相次いで居ます。
介護においても、自分の愛する人が傍に居ないために、
介護される側は寂しさを抱え、
介護する側は不安を抱えることにも繋がっているのです。
家族間のコミュニケーションが満足にとれずに、心が満たされない人達が沢山居るのです。
(※新文明社会ではどうなの? ⇒ ⑩自分で世話できる )